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りんぐすらいど

ロードレース関連の記事が中心。https://twitter.com/SuzuTamaki

E3・ハレルベーク2017

晴天の下、開幕した206.1kmの旅路は、いくつかの小さなクラッシュと共に始まった。 その中でいきなりのリタイアを余儀なくされた選手の1人が、トニー・ギャロパン(ロット・ソウダル)であった。 それゆえに最初に形成された6人の逃げは、問題なく4分以上のタ…

E3・ハレルベーク2017 注目チーム・選手たち

ベルギー、フランデレン地域で開催されるワールドツアーレース。 昨年まではベルギーにおけるシーズン最初のワールドツアーレースとして、「北のクラシック」シーズンの開幕を告げる注目度の高いレースであった。 また、2日後には同じくワールドツアーのフラ…

ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ第5ステージ プレビュー ティージェイ・ヴァンガーデレンは総合首位の座を守れるか

いよいよカタルーニャ1周のクイーンステージに到達する。 トルトサ郊外に位置する「ロポルト」山頂ゴール。 標高は1000mと大したほどではないが、標高25m地点から一気に登るため、獲得標高は大きい。 登坂距離20km超えのため、平均勾配は5%程度だが、ラスト6…

ドワルスドール・フラーンデレン2017 フィリップ・ジルベールのロンドへの思い

「北のクラシック最強軍団」クイックステップ・フロアーズが、その実力を遺憾なく発揮し、勝利を掴み取った。 「数的優位」が逆に敗北の兆候であると揶揄され続けてきたこのチームが、今期新加入となった「アルデンヌの王」フィリップ・ジルベールを中心とし…

ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ2017 第2ステージ

波乱が予想されていた長距離(41km)チームタイムトライアル。 大方の予想通り、トレック・セガフレードのタイム(50分10秒)を大きく上回ったのがBMCレーシングチーム。48分57秒のタイムを叩き出し、トレックを1分13秒上回る結果に。トレックのエース、アルベル…

ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ2017 第1ステージ

ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ第1ステージは平坦ステージ・・・というのは名ばかりで、2日前のミラノ~サンレモから駆けつけている選手たちにとってはあまりにも厳しい山岳含みのコースとなった。 とはいえ翌第2ステージは総合成績を左右しかねない…

ドワルスドール・フラーンデレン2017 エドワード・トゥーンスはワールドツアー初勝利を飾れるか

3月22日水曜日、ベルギー北西部西フランドル地方を舞台に行われるワンデーレース。今年からワールドツアー入りを果たした。 ここから2週間にわたって行われる、フランドルクラシック4連戦の開幕を告げるレースであり、ヘント~ウェヴェルヘムやロンド・ファ…

ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ2017 プレビュー

ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ。通称「カタルーニャ1周」。 スペイン北東部のカタルーニャ地方において1911年から開催されており、今年で97回目を迎える歴史あるレースだ。 開催日程は3月20日から26日間までの7日間。 近年はタイムトライアルを開催…

宇都宮ロードレース

2017シーズンJプロツアー第2戦となる「宇都宮ロードレース」が、3月19日(日)栃木県宇都宮市森林公園(鶴カントリークラブ)で行われた。 今年初開催となる本レースは、ジャパンカップのコースを一部使用したレイアウトとなっている。1周6.4kmの周回コースを、J…

ミラノ~サンレモ2017

「ラ・プリマヴェーラ」の名に相応しい、春の陽光に照らされたミラノ~サンレモ。 5kmほどのアタック合戦の末に、10人の逃げがすんなりと決まった。 ミラノ~サンレモ2017逃げメンバー一覧 集団とのタイム差は4~5分で維持され、集団の牽引は、昨年度優勝者…

ミラノ~サンレモ2017 プレビュー

「ラ・プリマヴェーラ(春)」の別名で知られる、春のクラシックシーズンの開幕を告げる伝統的なレース、ミラノ~サンレモ。 今年で108回目の開催となるこのレースは「モニュメント」と呼ばれる最高格付のワンデーレースの1つに位置付けられ、とくにこのミラノ…

ティレーノ~アドリアティコ2017 第7ステージ&総括

総合争いの行方が最後までわからない状態で突入したティレーノ~アドリアティコ最終ステージは全長10.05kmの個人タイムトライアル。 総合首位のナイロ・キンタナと総合3位のローハン・デニスのタイム差は1分6秒。 2015年にキンタナがこのステージで出した記…

パリ~ニース2017 総括

昨年に引き続き、最終ステージでなお、激しい総合争いが繰り広げられ、数秒差での決着となった2017年のパリ~ニース。 総合エースクラスの多くのトップライダーがティレーノ~アドリアティコに流れる中、むしろセカンドエース級の選手が多く揃ったからこその…

ティレーノ~アドリアティコ2017 第5ステージ&第6ステージ

ラスト50kmに20%超えの激坂区間が連続するというハードな丘陵ステージ。アルデンヌクラシックやイル・ロンバルディアに匹敵するこの難関ステージを制したのは世界王者ペーター・サガン。 彼以外にはキンタナやウラン、モレマといった総合ライダーたちが肩を…

ティレーノ~アドリアティコ第4ステージ テルミニッロに見るグランツールライダーたちの足の調子

ティレーノ~アドリアティコのクイーンステージである、「テルミニッロ山頂ゴール」。 全長16.1km、平均勾配7%、最大勾配12%という、グランツール相当の難関山岳。 実際、シクロワイアードの記事によると、ティレーノ~アドリアティコが難関山岳を取り入れた…

パリ~ニース2017 第7ステージ

フランス北部の最初の2ステージで、大きくタイムを失ったリッチー・ポート。 もはや、どう足掻いても総合争いには絡めないほどのタイム差を得ることとなった彼は、しかし、リタイアすることもなく、ただ走り続けることを選んだ。 そして彼は、第5ステージ、…

パリ~ニース2017 第6ステージ

パリ~ニースもいよいよ終盤。 山岳ステージ3連戦の初日となった今日は、3つの1級山岳を含んだ厳しいコースで、ラスト1.2kmの登りは最大20%の激坂区間を含む2級山岳山頂フィニッシュである。 スタート直後に待ち構える1級山岳レスピグリエ(l'Espigoulier)峠…

ティレーノ第2ステージ&パリ~ニース第5ステージ

ティレーノ~アドリアティコ第2ステージ パリ~ニース第5ステージ ティレーノ~アドリアティコ第2ステージ 初日のチームタイムトライアルに続き、ティレーノ~アドリアティコ第2ステージはいきなりの登りゴール。最大勾配15%の激坂区間を含む厳しいフィニッ…

パリ~ニース2017 第4ステージ ゴルカ・イサギーレに光が当たるとき

ジュリアン・アラフィリップ、まさかの大勝利。 彼がこのタイミングで総合ジャージを着ることには何の違和感もないが、あれだけの走りを見せたアルベルト・コンタドールを20秒も上回って勝利したことが何よりも驚きである。 第2ステージのコルブレッリ、第3…

主要レース結果まとめ(2017年2月期)

各種ステージレースが次々と展開され、ビッグネームたちがこぞってシーズン入りしている2月。 ワールドツアーレースが本格化していく3月を前にして、今年の有名選手たちの「足の調子」を見るにはちょうどいい時期である。 今回はこの、2月期の主要レースを振…

ティレーノ~アドリアティコ2017 プレビュー

パリ~ニースと並び、本格ワールドツアーシーズンの開幕を告げる伝統的なステージレース。主催者はジロ・ディタリアと同じRCSスポルト。 イタリア半島を横断し、ティレニア海とアドリア海とを結ぶその行程から、「二つの海を結ぶレース」という異名でも知ら…

パリ~ニース2017 第3ステージ

昨年は5勝。HCクラスでの勝利もあり、十分に実力のあるスプリンターであった。 それでも、ペーター・サガンという絶対的エースの合流によって、エーススプリンターとしてのその立場は危うくなる、かとも思われた。 しかし、彼の実力はサガンも認めるものであ…

パリ~ニース2017 第2ステージ

勝利を確信し、両手を開く。 その瞬間、吐き出された咆哮は、ライブカメラを伝わって世界中の視聴者へと届けられた。 ソンニ・コルブレッリ。彼にとって初めてのワールドツアーチームに移籍した初年度に、待望のワールドツアーレース勝利を決めた。 これは決…

パリ~ニース2017 第1ステージ アルノー・デマール、その勝利の秘訣

「ナセル・ブアニのライバル」という枕詞が常について回った。 そして、ジロ・ディタリアなどで勝利を重ねていたブアニと比べ、彼はそこまで、大きな目立ち方をしていなかったように感じる。 しかし昨年のパリ~ニースで1勝。そして何よりも、ミラノ~サンレ…

ストラーデ・ビアンケ2017 着順20位内全選手レビュー(後編)

前編に引き続き、着順20位以内の選手たちを全レビューする。 今回は10位~1位。 レース名の由来となった「白い道」。今年は悪天候の結果、泥だらけの過酷なコースとなった。 第10位(+2分52秒) スコット・スウェイツ(ディメンションデータ) 第9位(+2分23秒) …

ストラーデ・ビアンケ2017 着順20位内全選手レビュー(前編)

イタリア・トスカーナ地方で行われたワールドツアーランクのワンデーレース、ストラーデ・ビアンケ。 全長62kmにわたる「未舗装路」の存在が特徴的なこのレースについて、今回は「着順20位までの選手を全レビューする」という、いつもとちょっと違った方法で…

ストラーデ・ビアンケ2017 プレビュー

先週から始まった春のクラシックシーズン第2週の目玉はこの「ストラーデビアンケ」。 今回は、今年からワールドツアー入りし、より一層注目集めているこのレースをプレビューしていきたい。 ストラーデビアンケとは? 注目選手たち ティース・ベノート(ベル…

パリ~ニース2017 プレビュー

「太陽へのレース」、いよいよ開幕(3月5日~)。 まさにサイクルロードレースシーズンの本格的な幕開けを告げるこのレースを、徹底的にプレビューしていきたい。 注目選手(総合) セルヒオルイス・エナオ(コロンビア、30歳) イルヌール・ザッカリン(ロシア、28…

アブダビ・ツアー2017 第4ステージ

第2ステージのリベンジは、すぐにでも果たす。 あの走りが、決して偶然ではなかったことを、見事に証明した。 最強のライバルであるマルセル・キッテルが、遅れて後方に下がっていたために一騎打ちにはならなかったものの、それでもアンドレ・グライペルとマ…

オンループ・ヘット・ニウスブラッド2017

「実力だけでは勝てない、運も重要だ」 という言葉通り、落車が続く過酷なレース展開であった。 残り80kmを切ったところで発生した大規模な落車。 これにより、優勝候補であったトム・ボーネン、アレクサンダー・クリストフ、アルノー・デマール、ディラン・…

アブダビ・ツアー2017 第3ステージ

かつてランプレ・メリダと呼ばれたそのチームは、メインスポンサーを2016年シーズンで失う危機に瀕していた。 一度は中国資本により存続が決まっていたものの、年末が近づくにつれこの話が突然大きく変わり、いつの間にか中東アブダビ首長国によるチーム「UA…

アブダビ・ツアー2017 第2ステージ

正直、言葉を失った。 やった!ユワンついに勝った! ・・・と思った次の瞬間。 雄叫びを上げるキッテル。 項垂れるユワン。 最高のタイミングで放たれたユワンはカヴェンディッシュの追撃も届かず、間違いなく先頭でゴールラインを通過しそうな勢いであった…

アブダビ・ツアー2017 第1ステージ

マーク・カヴェンディッシュ、見事な勝利! ニッコロ・ボニファツィオの加速も素晴らしかったが、少し飛び出しが早過ぎたか。 そのあとのカヴェンディッシュの追い上げは完璧だった。 アンドレ・グライペルも必死に前に出ようとするも、まったく歯が立たず。…

アブダビ・ツアー2017 スタートリスト

いよいよ木曜日開幕のアブダビツアー(WT)。 直前となった今回は、このアブダビツアーのスタートリストの確認と、簡単なプレビューを行いたい。 ※選手の年齢はすべて数え年での表記となっています。 アスタナ・プロチーム(AST) AG2R・ラモンディアル(ALM) バ…

ヴォルタ・アン・アルガルヴェ2017

個人的に注目をしていたヴォルタ・アン・アルガルヴェが閉幕した。 自分の挙げていた優勝予想は プリモシュ・ログリッチェ ミハウ・クフャトコフスキ ダニエル・マーティン だったが、実際には、 プリモシュ・ログリッチェ ミハウ・クフャトコフスキ トニー…

ヴォルタ・アン・アルガルヴェ2017 プレビュー

来週水曜日(2月15日)から5日間にわたって開催されるポルトガルのステージレース。 ランクはHCだが、2月中旬という時期と登り・スプリント・TTがバランスよく配置された日程により、多くのトップレーサーが出場するレースとなっている。 今回は開催が目前に迫…

アブダビ・ツアー2017 プレビュー

2月23日(木)から4日間にわたり、中東における3番目のレースとしてアブダビ・ツアー Abu Dhabi Tour が開催される。 2015年に誕生したばかりのまだ若いステージレースではあるが、今年は昨年までの10月開催ではなく2月開催に変更。資金不足により開催中止とな…

ドバイ・ツアー2017 総括&「スプリンターの2月」レビュー

キッテルが前に飛び出したとき、その後ろに貼り付いたのがマーク・カヴェンディッシュ。 加速するキッテルに、彼は必死で喰らいついていった。 最も最適なタイミングでキッテルの背後から飛び出すために――しかし、キッテルの加速は決して弱まることはなく、…

ドバイツアー2017 第3ステージ感想&第4ステージプレビュー

中東の地における、2年ぶりの勝利。 昨年初頭に事故に遭ってからというもの、万全の状態を取り戻しきることなくシーズンを終えてしまった昨年。 ノルウェーや地元ドイツのレースでの勝利こそあったものの、キッテルやカヴェンディッシュなどの超一流スプリン…

ドバイ・ツアー2017 第2ステージ

昨日のスタート/ゴール地点となったドバイ首長国からスタートし、砂漠の中の道を少し寄り道しつつ後半は海沿いを進み、最終的にラアス・アル=ハイマ首長国へとゴールする181km。 最初の20kmほどを消化すると、5人の逃げ集団がつくられた。 前から順番に、 …

ドバイ・ツアー2017 プレビュー&第1ステージ

いよいよ2017シーズン、「砂漠の2月」期がスタートする。 その第1戦となるのが、中東・アラブ首長国の1つドバイを舞台にするステージレース。 今年は例年よりも1ステージ増えた合計5ステージ。名物ハッタ・ダムに登るステージも一応用意されてはいるが、基本…

主要レース結果まとめ(2017年1月期)

2017年シーズン最初の1か月がまもなく過ぎ去ろうとしている。 ここで、開幕の月となったこの1月の、主要なレースの結果をまとめていこうと思う。 対象はコンチネンタルサーキットのクラス1以上。すなわちプロの選手が参加するレースのみである。 ※記事中の選…

2017シーズン注目選手・プロチームガイド①(A~C)

いよいよスタートした2017シーズン。 確定した各チームの選手状況と、その中での(個人的な観点からの)注目選手を紹介していく。 今年は選手名鑑が出ないという噂も? もしよければ参考にしてほしい。 なお、注目選手の選定は完全に自身の趣味に偏っているた…

ツアー・ダウンアンダー2017 総括

2017シーズン最初のワールドツアーレースである「ツアー・ダウンアンダー」が8日間の大会日程を終え、閉幕した。 今年のダウンアンダーは色々と「初」尽くしであった。 クリテリウム含めた全7戦において、勝者はたったの2人だけ。 そして見事総合優勝(これも…

ツアー・ダウンアンダー2017 第5ステージ

第2ステージのパラコームの登りと同様。 「残り1.5km」で飛び出した彼は、他の追随を一切許すことなく、4年連続の勝利を手に入れた。 さらに言えば今年は、彼にとって、いつもすぐ近くまで引き寄せながらも逃し続けてきた、オークルジャージを着たうえでの勝…

ツアー・ダウンアンダー2017 第4ステージ

ノーウッドからキャンベルタウンまでの149.5km。 序盤に平均勾配13%の激坂チェッカーヒルが待ち構えているものの、全体としては平坦コースであり、スプリンター向けのステージ。 そして、今大会(クリテリウムも入れれば)4回登場したスプリントステージすべて…

ツアー・ダウンアンダー2017 第3ステージ

強い、強すぎる。 素直にそんな感想が漏れ出てくるような勝利だった。 カレブ・ユアン。クリテリウム含めて3勝目。これはすでに、大ブレイクと言われた昨年の実績に並ぶ。 そしてまだまだ第3ステージなのだ。スプリントステージはまだ明日、そして最終日と残…

ツアー・ダウンアンダー2017 第2ステージ

まるで、ウィランガヒルのステージを見ているかのようだった。 10%近い勾配が続くパラコームの登りゴールを、勢いよくダンシングで駆け上がったリッチー・ポートは、そのまま独走状態で、後続に16秒以上のタイム差をつけてシーズン最初の勝利を遂げた。 2年…

ツアー・ダウンアンダー2017 第1ステージ

南オーストラリアで開催されている今年最初のワールドツアーレース、ツアー・ダウンアンダー。 その、正式な第1ステージが本日、開幕した。 第1ステージはアンリーからリンドックまでの145km。 Santos Tour Down Under - Santos Tour Down Underより。 ただ…

ツアー・ダウンアンダー2017 ピープルズチョイスクラシック

ついに開幕した、2017シーズン最初のワールドツアーレース、ツアー・ダウンアンダー。 オーストラリア・アデレード州を舞台にして繰り広げられる、クリテリウム1戦+ラインレース6戦の全7戦をレビューしていく。 今回はその第1弾。UCI非公認レースである「ピ…