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ツアー・オブ・カリフォルニア2016 第1ステージ

 ジロ・ディタリアの裏側で、スプリンター中心に活躍を見せるツアー・オブ・カリフォルニア。その初日の優勝を手に入れたのは、ディフェンディングチャンピオンペーター・サガン。今年、アルカンシェルを着たままヘント~ウェヴェルヘム、ロンド・ファン・フラーンデレンと優勝しているサガンに、「アルカンシェルの呪い」というのはもはや効力を失っているようだ。

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先頭でゴールを通過するサガン。jsportsより。

 

 残り1kmを切ってサガンは5番手6番といったところであった。非常に落ち着いた様子でディメンションデータの隊列に割りんで走っていた彼は、その後クリストフの後ろに貼り付いた。しかしクリストフがこの後に意外と伸びなかった。それを悟った瞬間にサガンはすぐ加速! 先頭を走るグレーネウェーネンとウィッパートに追い付き、これを追い抜いて先着した。

 昔から「1位を獲る選手」を見極め、その背後に張り付くことで2位を量産し、マイヨ・ヴェールを着用し続けてきたサガンである。今回もクリストフの後ろをしっかりと取りつつも、その後の状況の変化に合わせ即座に前に出る、その判断の的確さは、キッテルやグライペルとはまた違った彼の特性である。

 今年もツアー・オブ・カリフォルニア総合優勝を成し遂げてしまうのか。

 そしてツール・ド・フランスでは待望のステージ優勝を獲得できるのか。

 今後の活躍も期待できる走りであった。

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総合リーダージャージを着るサガン。jsportsより。