りんぐすらいど

ロードレース関連の記事が中心。https://twitter.com/SuzuTamaki

ドバイ・ツアー2017 第2ステージ

昨日のスタート/ゴール地点となったドバイ首長国からスタートし、砂漠の中の道を少し寄り道しつつ後半は海沿いを進み、最終的にラアス・アル=ハイマ首長国へとゴールする181km。

 

最初の20kmほどを消化すると、5人の逃げ集団がつくられた。

f:id:SuzuTamaki:20170201085418j:plain

前から順番に、

このうち、昨年ブエルタでも1勝をあげたルクセンブルク人スプリンターが、2回の中間スプリントポイントを1位通過し、14ポイントをもってこの日のポイント賞ランキング5位、6秒のボーナスタイムの結果、総合順位でも4位につけることとなった。

 

ドラッカーはこの後ペロトンに帰還。

残る4人による逃走劇が続く。

タイム差は2分程度を維持し、集団内ではまったりとした雰囲気が漂う。

f:id:SuzuTamaki:20170201084819j:plain

集団内で楽しそうに談笑するキッテル(左)とデゲンコルブ(右)。

 

だがこの逃走劇も、昨日と同じく残り10km程度のところで終焉を迎える。

代わってペロトンを牽引するのも昨日と同じ、ディメンションデータとクイックステップ・フロアーズ。

 

だが、昨日と違う点が一つ。

それは、デゲンコルブ率いるトレック・セガフレードのトレインが、最前線に出てしっかりと後続を牽きながら残り1kmのバナーを通過したことである。

キッテルはやや後方に下がってしまい、デゲンコルブが、最も勝利に近い位置に立たされた。

だが、ここで集団から飛び出す影が一つ。

新人賞ジャージを着る、オランダチャンピオン・フルーネヴェーヘン。

デゲンコルブもこれについていけず、このまま彼が逃げ切るか――と思われた、その瞬間。

 

バラバラに千切れた先頭集団の中から、巧みにそれらをかわしつつ、静かに加速する青い巨大な弾丸。

マルセル・キッテルは、最も調子のいいとき特有の爆発的な加速力で、一気に先頭に躍り出た。

そう、最高のタイミングで飛び出したはずの、フルーネヴェーヘンを差し切って。

 

f:id:SuzuTamaki:20170201122628j:plain

昨年と同様、この男は最も良い形でシーズンに入ることができたようだ。

まさに無双。最強スプリンターの名に恥じない、力強い勝利。

フルーネヴェーヘンは2日連続となる2位を獲得。

さらに、デゲンコルブを最後の最後で差し切ったヤコブ・マレツコがステージ3位に入った。

 

ドバイ・ツアー2017 第2ステージ ステージ順位

※年齢はすべて、数え年としています。

1.マルセル・キッテル(ドイツ、29歳、クイックステップ・フロアーズ)

2.ディラン・フルーネヴェーヘン(オランダ、24歳、ロットNLユンボ)

3.ヤコブ・マレツコ(イタリア、23歳、ウィリエール・トリエスティーナ)

4.ジョン・デゲンコルブ(ドイツ、28歳、トレック・セガフレード)

5.サッシャ・モドロ(イタリア、30歳、UAEアブダビ)

6.フアンホセ・ロバト(スペイン、29歳、ロットNLユンボ)

7.マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、32歳、ディメンションデータ)

8.リカルド・ミナーリ(イタリア、22歳、アスタナ・プロチーム)

9.マルコ・マルネーゼ(イタリア、23歳、バルディアーニCSF)

10.アダム・ブライス(イギリス、28歳、アクアブルースポート)

ポイント賞:マルセル・キッテル(ドイツ、29歳、クイックステップ・フロアーズ)

新人賞:ディラン・フルーネヴェーヘン(オランダ、24歳、ロットNLユンボ)

 

f:id:SuzuTamaki:20170201124152j:plain

2日連続の勝利を飾ったキッテル。これで総合優勝に一気に近づいたはずだ。

 


Dubai Tour 2017: Stage 2 race highlights

 

本日は簡単なレースレポートで終了。

明日はステージ3のレポートと共に、ハッタ・ダムへのプレビューを書ければいいなと思っている。