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ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ2017 プレビュー

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ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ。通称「カタルーニャ1周」。

スペイン北東部のカタルーニャ地方において1911年から開催されており、今年で97回目を迎える歴史あるレースだ。

開催日程は3月20日から26日間までの7日間。

 

近年はタイムトライアルを開催せず、純粋な登りの力によって総合争いが繰り広げられるクライマー向きのステージレースとなっていた。

実際に近年の総合優勝者は以下の通り。

 

 

しかし今年は40km超のチームタイムトライアルが用意されており、単純な登りの力だけでは決まらないかもしれない可能性が。

 

来るジロ・ディタリア、ツール・ド・フランスを睨み、総合ライダーたちとそのアシストたちの足の調子を確認するには最適なこのステージレースをプレビューし、開催に備えよう。

 

 

ステージ詳細

第1ステージ カレーリャ~カレーリャ 178.9km

毎年恒例の平坦コース。とはいえラストは若干の登り基調。

昨年は第1・第2ステージを連勝したナセル・ブアニ(コフィディス)が今年も勝利を飾れるか。それとも、初出場となるアンドレ・グライペル(ロット・ソウダル)が実力を見せつけるか。

その他、アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター)やジェイ・マッカーシー(ボーラ・ハンスグローエ)などが優勝候補に挙がるだろう。

個人的に期待しているのは先日のノケレ・クルスで4位に入った22歳のフィル・バウハウス(サンウェブ)。あるいは、名も知らぬプロコンチネンタルチームの新鋭が上位に入ってくるかもしれない。

トップスプリンターたちの出場が少ないカタルーニャだからこそ、見所のある大混戦が楽しめるはずだ。

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第2ステージ バニョラス 41.3km(TTT)

今年、最も注目に値するのがこの40km超のチームタイムトライアル

総合争いに大きな影響を及ぼすことは必至。30秒から1分近いタイム差は確実につくだろう。ここだけで総合争いから脱落する選手も少なくないはずだ。

コースレイアウトはカタルーニャらしく起伏に富んでおり、一部区間には7~8%の傾斜もある様子。

優勝候補はティレーノ~アドリアティコでも優勝したBMCレーシングチーム。あるいはカストロヴィエホやオリヴェイラなどを擁するヴィスター・チームあたりだろう。

もちろんチーム・スカイも優勝候補の1つだ。何事もなければ、だが。

いずれにしても40kmもの長距離チームタイムトライアル。その途上で、どんなアクシデントが起こりうるのか、想像もつかない。

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第3ステージ マタロ~ラ・モリーナ 188.3km

バルセロナ北東のマタロを出発。例年であればそこから北東にジローナやオロトに向かう平坦ステージとなるのだが、今年はマタロからまっすぐ北に向かい、ピレネー山脈に突入。

昨年の第3ステージでも使用したトセス峠とラ・モリーナを2回登るコースとなっており、最後も緩い登りフィニッシュだ。

昨年はダニエル・マーティン(クイックステップ・フロアーズ)がアタックを決め、ついてきたアルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード)を下して総合首位を奪い取った。今年もその辺りの積極的なアタッカーが勝負を仕掛けてくるだろう。

また、このモリーナ山頂ゴールはここ2年ほど、ティージェイ・ヴァンガーデレン(BMCレーシング)がいい動きを見せているステージでもある。長らく不調に苦しむ彼が復活を見せるとしたこのステージなのかもしれない。

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第4ステージ リビア~イグアラダ 194.3km

ピレネー山中、フランス領に囲まれたスペイン飛び地であるリビアからスタート(だからこの日は一瞬だけフランス国内に入る)。少しずつ標高を下げていき、バルセロナ北西のイグアラダにフィニッシュする。

フィニッシュこそ平坦ではあるが、ラスト14km地点にある2級山岳が曲者。スプリンターたちによる集団スプリント、とはならないかもしれない。

こういったシチュエーションに強いのがアレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター)。ボーナスタイムの10秒が総合順位を左右しかねないカタルーニャにおいて、先頭でフィニッシュすることの重要性は誰よりもわかっていることだろう。

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第5ステージ バルスラポルト 182km

過去のレースではフィニッシュ地点となることも多いタラゴナ北方の町バルスを出発し、南西に進路を取ったプロトンは、カタルーニャ州の端にあたるトルトサ郊外のラポルト山頂を目指す。

ラスト20kmで1000mを登る、超級山頂フィニッシュ。登れば登るほど傾斜もきつくなり、ラスト1.5km地点から10%区間も。今大会の総合成績を間違いなく左右するクイーンステージだ。

キンタナもポートもいない今大会では、アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード)が最も結果を出せそうな雰囲気である。パリ~ニースで名アシストをしていたハリンソン・パンタノの存在も心強い。もちろん、クリス・フルーム(スカイ)が本気を出せば、彼だって優勝候補だろう。過去クイーンステージを勝利しているメンバーとしてはほかにティージェイ・ヴァンガーデレン(BMCレーシング)がおり、彼が復活するのであれば期待したい。

あとはイルヌール・ザッカリン(カチューシャ・アルペシン)やラファウ・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ)などが存在感を示せるかどうか。

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第6ステージ トルトサ~レウス 189.7km

トルトサから出発し、カタルーニャ南西部の産地を抜けてワインで有名な街レウスに向かう。

ゴールの40km手前に1級山岳アルト・デ・ラ・ムサラを登り、そのあとは長い下り。ラストもわずかに登り基調。

昨日のクイーンステージで大きくタイムを落としたクライマーやルーラーが大逃げを決めるステージとなるか。それともボーナスタイムを欲する総合勢が全力で追いかけるか。

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第7ステージ バルセロナバルセロナ 138.7km

カタルーニャ地方の中心都市バルセロナの登りを含んだ周回コースを8周回行う。山岳賞争いが僅差で争われている場合は、ここでも激しい競争が行われたりするのだろうか? ポイント賞争い、ボーナスタイム争いもありうるかもしれないが・・・やはり一番の見どころはラストのスプリント。ただでさえ純粋なスプリントステージが少ない今大会で、グライペルやブアニといったトップスプリンターたちに、挑戦し勝ちを取る新鋭がどれだけいるか楽しみである。

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スタートリスト・注目選手

ヴィスター・チーム(MOV)

 

ティレーノ~アドリアティコ総合7位のカストロヴィエホ、昨年ジロ・ディタリア総合8位のアマドール、さらには昨年のブエルタでマイヨ・ロホも着用したフェルナンデスも加えて、大将バルベルデを支える最強の布陣を用意してきた。モレーノが参加する可能性もあったようだが、直前でなくなったのは残念。

バルベルデ自身も、2月のアンダルシアで総合優勝するなど年齢を感じさせない活躍を見せている。今年はさすがに3大グランツール全制覇は狙わないようだが、それでもキンタナがジロから参戦するのに合わせ、彼が失速した場合に備えてのツールセカンドエース、およびブエルタでの単独エースを担うつもりは十分である。

そのためにもこのカタルーニャ、強豪クライマーたちが揃ったこのレースでの勝利は何としてでも手に入れておきたい。2013年は総合リーダージャージを着たまま落車によって去らざる得なかった悔しさを抱えたままだ。2009年以来の総合優勝は、なるか。

幸いにも今年は、チームが大得意とする起伏多めのチームタイムトライアルが存在する。8年ぶり2度目の総合優勝への布石は十分に打ってある状態だ。

とはいえ、さすがにバルベルデに代わる第2エースをしっかりと育てていく必要もある。ヨン・イサギレはその第一候補だったはずなのだが、まさかの移籍となってしまった。

そこでチームが期待するのが、昨年ラヴニール総合優勝のマルク・ソレル。パリ~ニース最終日ではステージ優勝にこそ届かなかったもののコンタドール相手に堂々たる逃げ。このカタルーニャでもさらなる成長を期待したい。

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パリ~ニース第8ステージの最終盤で、コンタドールたちを突き放して飛び出したマルク・ソレル。最後はデラクルスにしてやられたが、その走りは期待を裏切らないものだった。

 

 

チーム・スカイ(SKY) 

 

プールスの参加がまた見送られたのは残念。

それでも、アンダルシア総合5位のローザと同6位のランダ、そして元英国チャンピオンのケノー、元TT世界チャンピオンのキリエンカ、そしてパリ~ニースでセルヒオ・エナオの総合優勝を力強く支えた昨年ブエルタ山岳賞のニエベが揃い、エース候補としてはティレーノ~アドリアティコで進化した走りを見せて総合5位に入ったゲラント・トーマスが挙げられる。

もちろんフルームもエースナンバーをつけてはいるが、昨年も総合8位と、このカタルーニャはあくまでも調整になりそう。

とにかくトーマスがどこまで走れるか。あるいは彼とエース争いをすることになりそうなミケル・ランダがリベンジの走りを見せていけるか。

ティレーノ~アドリアティコ第2ステージでその力を見せつけたトーマス。その後のテルミニッロのクイーンステージでも、キンタナに次ぐ区間2位と絶好調の走りを見せている。

 

BMCレーシングチーム(BMC)

 一番の注目は、ヴァンガーデレンの復活があるか、ということである。

伝統的にカタルーニャのクイーンステージでは調子がいいヴァンガーデレン。昨年ですら、である。

だから、常に期待外れの走りしか見せられていないヴァンガーデレンが再起をかけるのであればこれがチャンスである。

もちろん、近い将来の総合エース候補であるローハン・デニスがどこまで走れるのかにも期待だ。ジロ・ディタリアに向けたエースの座争いがチーム内で白熱するかもしれない。

 

 

オリカ・スコット(ORS)

ティレーノ~アドリアティコでは新人賞順位で首位を走っていたが、途中、気管支炎の症状が悪化してリタイアを余儀なくされた。今回はそのリベンジ戦となる。新人賞候補の最右翼。

ハウスンは25歳とまだ若いが、今年のヘラルド・サンツアーで総合優勝。昨年ブエルタでもチャベスを山岳で牽引し続け、彼の総合3位入賞を大きく手助けした。その後、多くのコロンビア人ファンからありがとうツイートを受け取ったとか。今もアンドラで山岳アシストのトレーニングを積んでいるとか。今回はその成果を見たいところ。

また、プラサも登坂力と独走力を兼ね揃えた優秀な選手。アシストでの活躍か、もしくは逃げに期待したい。

 

 

チーム・カチューシャ・アルペシン(KAT)

ザッカリンは今年、アブダビ・ツアーで総合2位。パリ~ニースでも悪くはないのだが良いとも言い切れない中途半端な走りで総合6位。強い、強いのは間違いないのだが・・・昨年の自分の成績をさらに超え、グランツール総合表彰台に登ろうというのには少しまだ足りないだろう。こういったトップレベルのレースでどれだけ経験値を貯められるかに、今後はかかっている。

あとはタラマエなどが、ステージ優勝などで活躍できるかどうか。

 

 

クイックステップ・フロアーズ(QST)

 

直前まで参加を予定していたはずのアラフィリップが欠場することに。ステージレーサーとしての進化も楽しみだが、まずはアルデンヌに集中する意向か? 

よって総合エースはマーティンただ1人に委ねられることに。調子もまったく悪くないし、苦手なITTもないので、ぜひ優勝を目指してほしい。ブランビッラなどのアシストも心強い。

全体的に若い面子が揃っているが、その中でもエンリク・マースに期待。昨年はコンチネンタルチームに属していた22歳だ。地元ではコンタドール2世と呼ばれているとか? ラポルト山頂ステージなどで意外な好走を見せてくれるかも?

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アルガルヴェ第2ステージ、フォイア山頂フィニッシュステージで15位に入ったマース。まだまだ派手な活躍はないが、少しずつ経験を積み重ねていきたい。

 

 

キャノンデールドラパック・プロサイクリング(CDT)

ヴァンガーデレンと並んで、実力はあるのになぜか勝てないタランスキー。まあ、昨年ブエルタは総合5位だったので十分な結果かもしれないが、やはりもう一段階上を目指してほしいところ。今年はツアー・オブ・カリフォルニア出場予定とのことなので、俄然期待である。

そしてそんなタランスキーの総合5位を支えたのがダヴィデ・ヴィレッラ。日本人としては昨年ジャパンカップ優勝者ということで、こちらも応援したいところ。

昨年ジャパンカップでオリカ勢を退けて見事優勝を勝ち取った。これがプロ初勝利だったらしい。日本人としては、ぜひ今後のも活躍してほしいところ!

 

 

トレック・セガフレード(TFS)

モレマ・パンタノ・コンタドール! まさに最強の布陣。さらにそこに、コンタドールがティンコフから連れてきた平坦牽引役のゴグルに、カンチェの右腕の1人イリサールも加わっている。今年のツールを見据え、まずはチームとの相性確認だ。

そしてスペルディアは長い長いプロ生活の中でまだ一度たりともステージ優勝を果たしていない、はず。引退の前に一度は、彼の勝利を見てみたい。

 

 

アスタナ・プロチーム(AST)

アールが今年はジロとブエルタを狙う代わりに、フールサンにはツール総合リーダーの役が与えられた。それに合わせて今シーズン様々なステージレースでの単独エースを任せられるもイマイチ結果を出し切れていない。個人的には好きな選手なので、なんとか成功してほしいものだ。

チェルネトスキーやハンセンなど、今後のエースアシストとしての成長が期待される若手と、超ベテランクライマーのティラロンゴンと、バランスのいい布陣。エース級の選手がどんどん抜けていく中で、今シーズンもなかなか勝利に恵まれないこのチームが、チーム全体として成長するためのレースとなってほしい。

 

 

FDJ(FDJ)

昨年フランス覇者であり、今年すでにマルセイユ優勝とオーヴァル総合優勝を遂げているフランスチャンピオンがエースナンバーを着ける。しかし厳しい山岳の多い今大会で総合を狙うということはないだろう。あるとしたら逃げか。第4や第6ステージに期待。

ここも全体的に若いチーム。今後に向けて、メゾンやゴデュがどれだけの走りを見せられるかに注目したい。

また、トップスプリンターの少ない今大会において、チモライも勝利を狙っていくことができるかもしれない。

 

 

チーム・ロットNLユンボ(TLJ)

 

パリ~ニースでは前半の横風によりタイムを大きく失って以来、あまり存在感を示せなかったクライスヴァイク。だがその前のアブダビツアーでは悪くない走りを見せていたので、改めてこのカタルーニャで実力を確認しておきたいところ。

ヘーシンクは総合を狙うことはないだろう。ツールではエースとなる予定のようだが、「攻撃的に走る」ことを宣言しており、昨ブエルタのようなステージ優勝を狙う走りをメインに考えるかもしれない。その際にまた彼を助けてくれるのが、カンペナールツなのかもしれない。

いずれにしても、総合エースを支えるアシストの成長も待ち望まれる。その点で期待したいのがベネット。そしてヴェルミューレンだ。

 

 

AG2R・ラモンディアル(ALM)

パリ~ニースで「やってしまった」バルデ、良かったのはすぐにしっかりと反省の弁を述べたこと。立ち直り、リベンジを果たしたいカタルーニャ。ここまではそれほどよい結果を出せていないが、果たして。

そしてラトゥールもエースに準じる立ち位置を与えられている様子。ペローに続き、ポッツォヴィーヴォもそろそろ引退が近づいてきそうな予感もあり、セカンドエースの育成は急務である。FDJから移籍してきたジェニエの、アシストとしての調子の確認もしておきたいところ。

また、ついにヴュイエルモが復帰。今大会でどこまで活躍できるかは未知数だが、今年こそアルデンヌの活躍を見たい。

 

 

ロット・ソウダル(LTS)

 

トップスプリンターがほとんどいない今大会において、最もスプリントで勝利を稼げるであろう選手がグライペル。だがそうやって必勝態勢になると勝てないイメージがあるんだよなぁ。発射台役らしい選手があまりいないように感じるのも気になる。

ただ、チームとしてはグライペルのスプリントだけでなく、デヘントの山岳逃げにも期待できる。バルスやヴェルヴァーケも山岳適性を持っており、そういった複数の選択肢でしっかりと存在感をアピールできるかも。

 

 

バーレーンメリダ(TBM)

山岳を越えていけそうな選手としては・・・メイイン・ワンとか? ブライコビッチはさすがに厳しいか。ノヴァクの可能性に賭けられなくはない。

それよりは逃げだろう。個人的に期待しているのはツィンク。そのまま逃げ切れるかというと難しいが・・・。もちろん幸也もきっと逃げてくれるはず。第4ステージなどで、うまく事が進めば・・・勝負に絡むことも、ありうるかも?

 

 

チーム・サンウェブ(SUN)

 

ヴァルシャイドは昨年の国内選手権でキッテルを下した男。今大会のスプリントステージの台風の目となるかも? 総合を狙うとしたらテンダムか・・・あとは逃げと、成長のための参加といったところか。

とくに昨年U23オーストラリアチャンピオンのクリス・ハミルトンの進化に期待。期待していたダウンアンダーではいまいち目立てなかったので・・・。

 

 

ディメンション・データ(DDD)

ネイサン・ハースは国内選手権3位+ダウンアンダー総合4位とそれなりにいい走りを見せている。が、さすがに難関山岳を超えるタイプでもないとは思うので、逃げなどに期待したいところ。

ベルハネ・ドゥバサイ・テクレハイマノのエリトリアトリオはいずれも区間上位を目指したい。とくにテクレハイマノは昨年・一昨年とドーフィネでは存在感を出せている。今年はもっと高い山を乗り越えられる力を得て、本格的に山岳賞を狙っていきたい。

今後の成長が楽しみなのはベン・オコナー。ダウンアンダーでも逃げを見せた。

 

 

ボーラ・ハンスグローエ(BOH)

今年はツールをエースで出場することが決まっているマイカ。しかしここまではあまり期待できる結果を出せていない。そろそろ存在感を示したいところだ。ティンコフから連れてきた右腕ポランスキーも傍にいてくれている。

スプリンターでは若手アッカーマン、逃げには名手バルタに注目。

 

 

UAEチーム・エミレーツ(UAE)

アタプマ、メインチェスと、十分に総合を狙っていけるタレントが揃っている。とくにメインチェスは新人賞候補の1人だ。

しかしこのチームの魅力は、それぞれの選手が積極的に区間優勝を狙っていくスタイルだ。昨年ブエルタで勝利をもぎ取ったコンティ、3年前にコバドンガ勝利を得ているニエミエッツ、そして逃げ名手のボーノなど。

 

 

カハルラル・セグロスエレヘアー(CJR)

 

エースナンバーを切るパルディリャは昨年ブルゴス1周で区間1勝と総合3位を獲っている。あとは昨年ラブニールで1勝しているオーストラリア人のシュルツと、HCクラスのレースでも区間上位に位置することもあるスプリンターのパージュなどに注目。

 

 

CCCスプランディ・ポルコヴィツェ(CCC)

チームの指揮を執るのはベテランのパテルスキ。そこに昨年オーストリア1周を総合優勝したヒルトがどれだけ存在感を示せるか。

 

 

コフィディス・ソリュシオンクレディ(COF)

ブアニを中心としてヴァンヘネヒテン、スープなどで固めたスプリンターチームと、ナバーロを中心としてマテ、ボナフォンなどを備えた総合/登坂チームとの2枚看板。ナバーロの山岳逃げは期待したいところだ。いつも惜しいところで勝利に届かない印象があるが・・・

ブアニはノケレ・クルス以来の調子は悪くなく、今回も十分に勝利が狙えるだろう。

 

 

その他、プロコンチネンタルチームとしてマンザナ・ポストボンルームポットフンヴィック・ブラジルワンティ・グループゴベールがいるがスタートリストは省略。