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E3・ハレルベーク2017 注目チーム・選手たち

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ベルギー、フランデレン地域で開催されるワールドツアーレース。

昨年まではベルギーにおけるシーズン最初のワールドツアーレースとして、「北のクラシック」シーズンの開幕を告げる注目度の高いレースであった。

また、2日後には同じくワールドツアーのフランドルクラシック「ヘント~ウェヴェルヘム」を控えており、最終的に9日後の「ロンド・ファン・フラーンデレン」に向けて、各クラシックスペシャリストたちが足の具合を確かめ合っていく。

 

今回はスタート直前となったこのE3における、各チーム注目選手を簡単に確認していきたい。

 

 

ボーラ・ハンスグローエ

今回は昨年優勝者クフャトコフスキが欠場するため、昨年2位のペテル・サガンがゼッケン1を着ける。2014年の覇者でもある。

昨年は終盤でアタックを決めながら、最後のスプリントで力尽きクフャトコフスキに敗れたサガン。しかし直後のヘント~ウェヴェルヘムでは見事リベンジを果たした。

今回は既にミラノ~サンレモで似たような結果を経験しており、ということは今年はこちらで優勝が来るか⁉

いずれにしても、ロンド連覇、あるいはパリ~ルーベ制覇に向け、調子を上げていきたいサガンが絶対エースとして優勝を狙う。

エリック・バシュカマチェイ・ボドナールアレクセイ・サラモティンスなどの実力者も揃っている。

 

クイックステップ・フロアーズ

今年パリ~ルーベでの引退を決めているトム・ボーネンがエースナンバーを着ける。もちろんただの引退ではなく、前人未到のルーベ5勝を果たしての引退を望んでいる。その前哨戦としてのE3は外せない。何しろ前回ルーベ優勝の2012年も、このE3の優勝から伝説の2週間を過ごしたのだから。

2日前のDDVでも活躍したフィリップ・ジルベールのほか、ゼネック・スティバールニキ・テルプストラなど、それぞれが優勝を狙えるタレントを揃え様々な動き方のできるチームだ。

 

ロット・ソウダル

期待されながらも今年、なかなか勝ちを取り切れないティシュ・ベノートがエースナンバーをつける。クールネ4位、ストラーデ・ビアンケ8位、DDV7位。E3は昨年7位。

DDV4位のジャスパー・デブイストのほか、イェーレ・ワライスニコラス・マースなど過去のクラシック上位入賞者も揃う。

 

BMCレーシングチーム

もはやシルバーコレクターは脱却したか、グレッグ・ヴァンアヴェルマート、今年もすでにオンループ連覇。ストラーデ・ビアンケでは2位だったが余裕はある様子。そろそろモニュメント勝利も狙いたい。だからロンド、そしてパリ~ルーベが本命か。

ドワルスドール・ヴェストフラーンデレン2位のルヴァン・ディリエの走りにも密かに注目。クラシックベテランのマルティン・エルミガーのアシストも頼りになるだろう。

 

チーム・スカイ

前年覇者クフャトコフスキ、前々年覇者ゲラント・トーマスは出場しないが、ルーク・ロウイアン・スタナードなどの実力者は十分に揃っている。3年連続の勝利なるか。

個人的にはジャンニ・モズコンに注目したい。3月初頭のクラシックでのアシストは見事なものだった。

 

AG2R・ラモンディアル

エースナンバーはステイン・ファンデンベルフクイックステップの「北のクラシック」精鋭軍団から移籍を果たす。E3もロンドも4位まで上り詰めた。今年は表彰台に立てるか。

まだ24歳のアレクシー・グジャールにも注目。昨年はイマイチな結果に終わった彼だが、U23版パリ~ルーベでは2位にも入っている。

 

アスタナ・プロチーム

エースナンバーはローレンス・デブリースが着けるが、オスカル・ガットマッティ・ブレシェルでも上位を狙えるかも。

そして一番注目が23歳のトゥルルス・コルサエフ。ストラーデ・ビアンケでもいい走りを見せていた。今後の躍進のためにも、しっかりと経験を積み重ねていきたい。

なかなか今期勝利が掴めずにいるアスタナ。そろそろ、そろそろとは思うものの・・・まだ勝つには厳しいか。

 

キャノンデールドラパック・プロサイクリングチーム

今年こそ勝利がほしいセップ・ヴァンマルクトム・ヴァンアスブロックディラン・ファンバールなども揃い、チーム全体としてもクラシックに向ける本気度は高まってきている。優勝候補の1つ。

 

オリカ・スコット

エースナンバーを着けるイェンス・ケウケレールももちろん注目だが、先日のDDVでよい走りを見せたルーク・ダーブリッジが今回どれだけ走れるかに期待だ。

 

ディメンション・データ

ボアッソンハーゲンはもちろん勝利を目指す。また、ボーラからの移籍組スコット・スウェイツも、今シーズンのクラシックでよい走りを見せているため、今回のレースでも注目したい。

 

カチューシャ・アルペシン

アレクサンダー・クリストフにとって、今年最大の目標は母国開催の世界選手権に違いない。しかしクラシックでの栄光も忘れられないに違いない。今年はとくに、昨年石畳で大活躍したトニー・マルティンがアシストしてくれるのだ。

 

チーム・ロットNLユンボ

勝利を与えられないままヴァンマルクが移籍。代わってアスタナから戻ってきてくれたのがシクロクロス覇者ラルス・ボーム。よってチームの今年の目標も変わらずクラシック制覇。ドワルスドール・ヴェストフラーンデレンを優勝し、ティレーノ~アドリアティコのITTでも驚きの走りを見せたヨス・ファンエムデンにも注目だ。

 

チーム・サンウェブ

エースナンバーを着けるセーアンクラーウ・アナスンはまだ22歳。ツアー・オブ・オマーンの山岳ステージ勝利で注目を浴びたが、興味は北のクラシックに向いているらしい。まだ実績がないため、まずは経験を積むこと。

メンバーで最も実績があるのはベルト・デバッケル。ジョン・デゲンコルブの右腕であったが、今年デゲンコルブが離脱したことで、実質的な北のクラシックエースを担うか? こういう選手の活躍が見たい。

また、マイク・テウニッセンも、まだ24歳と若いがU23版パリ~ルーベの覇者であり、シクロクロス適性もある注目の選手だ。

 

トレック・セガフレード

新加入のジョン・デゲンコルブもいるが、エースナンバーを着けるのはたたき上げのジャスパー・ストゥイヴェン。昨年はクールネ優勝、E3で5位。ジュニア時代にルーベも制している。ベルギー自転車界の期待の星である。デゲンコルブと一緒にやってきたクーン・デコルトや、自身も上位を狙えるファビオ・フェリーネなどのアシストも頼れる。

 

ヴェランダスウィレムス・クレラン

今年プロコンチネンタルに昇格。北のクラシックで勝利を目指す。そのための柱となるのがエースナンバーをつけるスティン・デヴォルデル。フランドルを制したのはすでに10年近く前だが、昨年もロンドでカンチェラーラを支えた。まだ勝利を諦めるつもりはないだろう。

 

ワンティ・グループゴベール

クイックステップで6年間を過ごしたギョーム・ヴァンケイスブルクが満を持してエースを担う。ル・サミンでまずは1勝。その存在感をどれだけ示していけるか。

 

ディレクトエネルジー

今年38歳になるシルヴァン・シャヴァネルがエースナンバーを着る。シクロクロスも走っているようで、上位に入ることが期待される。

また、実績で言えばアレクサンドル・ピショの走りにも注目したい。