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ツアー・ダウンアンダー2018 総括

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全ての選手が力を発揮し、掴み取った栄光だった。その結果、アシストとして出場していたはずのインピーが総合優勝。昔からチーム力は随一と言われていたこのチームらしい勝ち方だった。

 

2018年シーズン最初のUCIワールドツアーレース、ツアー・ダウンアンダーが6日間の日程を終えて終了した。

第20回目を迎えた今大会は、例年以上の盛り上がりを見せることとなった。各チームのスター選手が集まり、多彩な国籍の選手たちが活躍し、誰もが想像していなかった総合優勝者を輩出。

ツアー・ダウンアンダーという非欧米のレースの「格」が、より高まる結果となった。

 

今回はこの第20回ツアー・ダウンアンダーの振り返りを行っていく。

大会を通して活躍したと言える選手たちを個人的見解をもってレビュウ。今後、注目していくべき選手という観点でも紹介していきたいと思う。

 

目次

 

 

総合優勝 ダリル・インピー(南アフリカ、33歳)

誰もが想像していなかった総合優勝者。彼自身にとってもこれは意外な結果であった。

しかし、実は決して不思議なものではない。放送中に栗村さんも言っていたように、3年前のダウンアンダーではウィランガ・ヒルも12位でゴールしており、総合成績でも7位と、可能性を見せてはいた。

そして2年前、エースのサイモン・ゲランスが総合優勝を成し遂げたとき、誰よりも彼の総合優勝をサポートし続けていたのが、このインピーであった。彼が中間スプリントポイントなどでゲランスをアシストしきっていなければ、あのときの結果はなかったかもしれない。

今回、そのゲランスがチームを去った中で、ゲランスと同じように、ボーナスタイムを積み重ねていく形でインピーが栄光を掴み取れたのは、偶然でも何でもない、必然であったのだ。その意味で、今回のような結果を、来年以降も期待していくことすら可能だろう。

 

それでも、彼はエースではなかった。今回はあくまでも、カレブ・ユワンのアシストとしての参加を果たしていたはずだった。第2ステージ、スターリング登りフィニッシュ。2年前の同じフィニッシュではユワンは早々に遅れてしまっていた。だが今回は、インピーがそのユワンを支えた。そして、最後は共にスプリントし、美しいワンツーフィニッシュを飾った。

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このとき、ユワン以上に激しいガッツポーズを見せていたインピー。アシストとして最高の仕事をこなした瞬間の、喜びだったに違いない。

しかしまさか、このときの「2位」が、最後に彼を栄光の舞台に立たせることになるとは。これだからダウンアンダーは面白い。

 

インピーはこれからも、あくまでもアシストとしての活躍を続けることになるだろう。他のステージレースで今回のように総合優勝を求めて走っていく、というようなことはなかなか考えづらい。ヘイマンやタフトと同じように、チームにとって欠かせない縁の下の力持ちとして、活躍を続けていってくれるはずだ。

それでも、そんな彼らに訪れる、今回のような一瞬の輝き。そんなことが時折あるからこそ、ロードレースという競技は面白く、そして美しいのだ。

おめでとう、インピー。 

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南アフリカ人選手として初となるダウンアンダー総合優勝。彼自身も語っていたように、今後も南アフリカからの有力選出の輩出はどんどん続いていきそうだ。

 

 

総合2位 リッチー・ポート(オーストラリア、32歳)

ウィランガ・ヒル5連勝。誰も塗り替えることはできないであろう大記録を打ち立てた。まさに「ウィランガの王」である。

しかし、総合優勝にはわずかに届かなかった。ダウンアンダー20年の歴史の中で、2回目となる「0秒差決着」。しかも、スプリンター向けでなくなった近年のダウンアンダーとしては初である。

それでも、昨年ツールの大クラッシュを経て、本格的なレース復帰戦となったこのダウンアンダーでの成果としては十分すぎる結果だ。似たような経緯をたどって総合優勝を果たした昨年は、ロマンディ総合優勝やドーフィネ総合2位など、彼のキャリアの中でもトップクラスの実績を叩き出すことができた。昨年はツールでのリタイアが勿体なかったが、今年も同様の成績と、そして今度こそツールでの大活躍を期待したいところである。

チームとしても、これまでのBMCとは一味違った動きを見せられていたように思う。この時期だからというのもあるだろうが、ゲランスやデニスはもちろん、昨年は平坦牽引で活躍していた元オーストラリアロード王者マイルス・スコットソンが、今年新設のノートンサミットの登りと力強い牽引を見せてくれていた。

昨年はダウンアンダー以外での活躍がイマイチだったスコットソンだったが、今年は果たしてどうなるか。

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ウィランガ・ヒル5連覇。今年も、追随する選手に一度も前を譲ることなく、力で突き放しての勝利だった。1.5kmに及ぶ道程を、ダンシングだけで乗り切るその爆発力は圧巻だ。

 

 

総合6位&新人賞 エガンアルリー・ベルナル(コロンビア、21歳)

誰もが期待はしていた。が、まさか期待通りの結果を持ってくるとは。本当に底知れぬ男である。

そもそも、あのウィランガ・ヒルを、ヨン・イサギレやロベルト・ヘーシンクよりも早く登って区間5位でゴールしていることがまず凄い。本当に「キンタナ2世」になりうるかもしれない。つい、期待し過ぎてしまう。

 

ということで、次は2月6日開催のステージレース「コロンビア・オロ・イ・パス」に注目。1クラスで今年創設のレースではあるが、すでにリゴベルト・ウランやナイロ・キンタナが出場を決めている。キンタナは昨年同時期のステージレース「ボルタ・ア・バレンシアナ」で総合優勝をしており、今大会も早速総合優勝を狙って本気で走る可能性は十分にある。

そんな環境で、ベルナルがどこまで走れるか。せめて総合表彰台に立つ姿は見てみたい。

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「23歳や24歳でピークを迎えて終わる選手にはなりたくない」という旨の発言をしていたというベルナル。ただの期待の新人で終わらなそうな才覚を本気で感じさせる男だ。

 

 

山岳賞 ニコラス・ドラミニ(南アフリカ、22歳)

第1ステージ~第3ステージと連続して逃げ、第5ステージでも同様に逃げたことで、非常に理想的な形で安定して山岳賞を獲得。獲得したらすぐに集団に戻る効率的な走りも功を奏した。第5ステージではそのスタイルが少しだけアダとなったけれど。

放送の中でも触れられていたように、昨年のU23版ジロでも山岳賞を獲得している。そして、プロデビュー1年目でのこの堂々とした走り。

今後、山岳逃げにおける注目選手の1人として常にチェックしうるライダーになるかもしれない。

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目指すは、アフリカ勢初の「シャンゼリゼでの特別賞ジャージ着用」。順調に経験を積み重ね、成長していってほしい。

 

 

区間1勝&ポイント賞 ペテル・サガン(スロバキア、27歳)

ピュアスプリントでは昨年同様、まだ完全には出来上がっていないようには感じる。しかし、第4ステージ、1級山岳ノートンサミットの登りを含んだステージでの勝利は、サガンという男の総合力の高さを見せつけた。

1級山岳をしっかり乗り越える力はもちろん、その後の下りと登り返しでのアタック、それが飲み込まれた後も冷静に水を頭からかぶり、そして最後に飛び出したインピーの背後にしっかりと乗って、そして狭い隙間をすり抜けてからの力での勝利。

サガンという男の勝負強さ、クレバーさ、そしてバイクコントロールの巧みさなど、彼の強さを象徴する要素全てが詰まった実に彼らしい勝利だった。

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クリテリウム含め2勝と、ポイント賞の獲得。世界チャンピオンとしての強さを十分に発揮した開幕戦だった。

 

 

区間2勝 アンドレ・グライペル(ドイツ、35歳)

ミスター・ダウンアンダー完全復活。昨年は苦しいシーズンを過ごし、年末には不幸にも見舞われた彼が、新シーズンを最高の形で切り開いた。

ジーベルクやデビュッシェールといったアシストたちの働きも良かったのは間違いないが、それ以上に、第1ステージも第6ステージも、比較的集団の中ほどから加速していき、先行するユワンの背後を獲って最後は力でねじ伏せる、というスタイルだった。昨年のキッテルもそうだが、近年、トレインの効力が発揮しづらく、スプリントも個人戦になりつつある中で、そういった状況への適応力の高さを見せつけた勝ち方だったと言える。

まだまだトップスプリンターであることを示したグライペル。今年はどこまでいく?

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ゴリラ、完全復活。現状、今後の出場レース予定はパリ~ルーベくらいではあるが、2月のステージレースでもどこかに出場し、またスプリント勝利を稼いでくれることだろう。

 

 

区間1勝 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、28歳)

注目はしていたが、それでも結局、勝てはしないだろう、とは思っていた。しかし、クリテリウムでも第3ステージでも、ずば抜けた加速力でもって他を圧倒。昨シーズン後半からの勢いをそのまま受け継いだかのような鮮烈な勝利を飾った。

間違いなく、例年以上に快調な滑り出しと言えるだろう。今のところ出場予定レースはミラノ~サンレモくらいだが、ドバイ・ツアーなどで、キッテルたちを相手取っての真剣勝負にも期待したい。そして、2年前は勝てないままリタイアし、昨年は出場叶わなかったジロでの、4年ぶりの勝利にも。チームとしても、盤石な支援体制を築いてくれるはずで、今年は彼にとって最高の年になりそうだ。

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昨シーズン後半から調子を上げ続けているヴィヴィアーニ。新チームとの相性も悪くなさそう。

 

 

区間1勝 カレブ・ユワン(オーストラリア、23歳)

正直、戦前抱いていた期待以上の結果ではなかったのは事実。他の選手の状態が非常に良かったというのもあるが、飛び出すタイミングだったり、飛び出してからの持続力だったりで、昨年ほどの圧倒的な強さを感じられなかった。

それでも、第2ステージ、スターリング登りフィニッシュでの勝利は見事である。何しろ2年前は、同様のステージで早々に失速していたのだから。とはいえ、そもそも彼が注目を集めるきっかけとなった、2015年ブエルタでの勝利は登りフィニッシュであった。そして、2年前と違って、今回はあくまでもユワンがエース。インピーという、登れるスプリンターがユワンのために最高のアシストをしてくれたのも、功を奏した。

そしてもしかしたら、ユワン自身が、これまで以上に登りというのを意識したトレーニングを進めていた部分があるのかもしれない。もしそうだとしたら、意識しているのはおそらく――昨年ジロにおいて、山岳すらも乗り越えて、マリア・チクラミーノ獲得を果たした、最大のライバル・ガヴィリアの存在かもしれない。

今年はツール初出場を考えているというユワン。そしてガヴィリアも、同様にツール初出場を果たすかもしれない。

ユワンの今大会における変化は、そんな状況に向けての、伏線だったと言えるかもしれない。

 

 

総合5位 ドリース・デフェナインス(ベルギー、34歳)

ノートンサミットを越える第4ステージでは先頭集団内でゴールし、ウィランガ・ヒルステージでもスラフテルらと共に4位ゴール。第3ステージでも区間9位に入るなど、登坂力とスプリント力を兼ね揃えた生粋のパンチャー。

IAM時代の2016年はベルギー・ツアーとツール・ド・ワロニーというパンチャー向けのHCクラスステージレースを2つ制している。ロンド・ファン・フラーンデレン14位や、イル・ロンバルディア13位などの実績も持つ。

こういう、ダウンアンダーで地味に活躍する選手は、暫くした後に、大爆発を見せるパターンがままあるように感じる。昨年ブエルタで活躍したウッズなんかが良い例である。またクイックステップ・フロアーズというチーム自体が、ブランビッラやデラクルスといった才能ある選手にしっかりと結果をもたらしてくれているチームでもある。

よって、この選手、今年か来年にはグランツールでの区間勝利や総合TOP10入りを実現してくれるような気がする。注目しておいて損はないだろう。

まあ、すでに34歳という年齢でもあり、基本はアシストとなるだろうが、その点でも十分に期待が持てる選手である。アラフィリップやユンゲルスのアシストとして、彼らのグランツールでの活躍を支える役回りにも期待したい。

 

 

フィル・バウハウス(ドイツ、23歳)

チーム・サンウェブとしては、本来はアルントがエースであったはずなのだが、今回はバウハウスの方が調子が良かったようだ。実際、第1ステージの区間6位だけでなく、第3ステージでは飛び出したヴィヴィアーニにしっかりと喰らいつき、最後はユワンを差して区間2位に入り込む。昨年はドーフィネで勝利して驚きをもって迎えられたが、今年はさらなる飛躍を見ることができそうだ。

ジロなどでの区間勝利に期待したい。

 

 

シモーネ・コンソーニ(イタリア、23歳)

クリテリウム、第1ステージで共に区間5位。第3ステージでは区間4位にまで登りつめ、最終ステージでも区間7位。登りを含んだステージではまだ厳しいが、ピュア平坦ゴールならば十分な強さを発揮しつつある。

さすがにまだツール、というのは厳しいが、ジロやブエルタならば今年早速結果を出すこともできそうだ。ライバルのリカルド・ミナーリが今回十分な結果を出せなかった一方で、このコンソーニが一歩先んじることができた。イタリアのネオプロ期待の星。次の出場レースはまだ不明だが、出場となった際にはしっかりと注目していこう。

 

 

スコット・ボーデン(オーストラリア、22歳)

全6ステージ中、第1~第3ステージと第5ステージの計4ステージで逃げに乗るという驚異の体力。これだけ暑い中で、である。

現在はベネロング・スイスウェルネス(旧アイソウェイスポーツ)所属の選手であり、ツアー・オブ・ジャパンへの出場なども期待できる。その際には必ず注目していきたいところ。

放送の中でも確か触れられていたと思うが、マウンテンバイクの選手でもあり、クロスカントリー種目で2015年にオセアニア大陸選手権U23部門優勝、2016年には国内選手権エリート部門で優勝している。

サガンをはじめクロスカントリー種目出身の選手は伸びしろが大きいため、数年以内のワールドツアーチーム入り十分果たせそうだ。

重要なのはその先。昇格しただけで終わる選手とならないよう、今のうちにしっかりと基礎を固めておいておきたいところ。

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その他の選手状況

若手としては、最終ステージで別府のアシストも受けてボーナスタイム獲得を成功させ、総合9位にまで登りつめたルーベン・ゲレイロ、総合13位のピエール・ラトゥール、総合15位のサム・オーメンなどが、山岳ステージでも崩れることなくそこそこの順位をキープできたのは悪くない結果だった。シーズン開幕の状態としては良い方だろう。

一方、ニュージーランド人として、オーストラリア人同様の状態の良さをもって迎えることを期待していたジョージ・ベネットが、途中までは総合TOP10に入っていながら、最終日に落車したことで結果として崩れてしまったのは残念。しかし彼には総合表彰台を狙うだけの走りを見せてほしかったので、そもそも総合8位辺りでも満足とは言えない。

同じように期待していたが残念な結果だったのは、ネイサン・ハースと彼のチームメートであり昨年新人賞のレストレポ。共に終盤の山岳ステージで大失速。暑さも大きな原因ではあった様子。

レストレポはこんなところで止まる男ではないと信じている。今後、2月には国内選手権も控えているので、そこでの結果などに期待したいところ。

リカルド・ミナーリも、もうちょっと結果を出せると思っていたが、残念だった。同年代・同国のコンソーニに差をつけられてしまった形だ。昨年はドバイ・ツアーにも出場していたが今年はどうだろうか。挽回を望む。

 

スカイのベルナル以外の期待の若手、ハルヴォーシュンとローレスについて。ハルヴォーシュンはクリテリウムで落車して本戦には出場できず。ローレスはクリテリウムでは6位とそれなりの結果を出すが、本戦ではまったく歯が立たず。ここはまあ、仕方がない。ベルナルが良すぎるだけだ。彼は昨年既にワールドツアーでの経験もあるからね。

同じくツール・ド・ラヴニールで結果を出していたロット・スーダルのランブレヒトUCIルールとの兼ね合いで出場できなかったのも残念。ベルナルとの一騎打ちをぜひ見てみたかった。

 

他には、チームEF所属の元アクセオン、ローガン・オーウェン。ずっと姿を現さず残念・・・と思っていたところ、最終ステージでしっかりと逃げに乗って目立ってくれた。良かった。

 

最も残念だったのはFDJのダヴィデ・チモライ。初日で栗村さんに存在を忘れられておりヒドイ!と思ったけれどその後も結局、まったく結果を出せず。まあ、しょうがない。チームとしても2人も落車リタイアを出してしまい、最初から本気を出して臨むレースではなかったとはいえ散々である。

今年もFDJは不運?

 

 

総括

昨年・一昨年のダウンアンダーは、クリテリウムも含めた全ステージでオーストラリア人が勝利する、という状況だった。それはそれで面白くはあるのだが、一方で「所詮ダウンアンダーはハイシーズンのオージーたちにだけ有利で、それ以外の地域の選手にとっては本気を出さないような、そんなレースなのか」という思いも片隅にはあって、もやもやしていたところではあった。

 

だが、今年の結果はそういった評価を吹き飛ばしてくれた。昨年、7年ぶりの出場を決めたサガンが今年も出場を続けてくれて、しかもグライペルが4年ぶりの出場、ヴィヴィアーニも例年出場している南米のレースではなくこちらを開幕戦に選んでくれた。

そして彼らが皆、本気でぶつかり合った結果、昨年のようなユワンの独壇場ではなく、各ステージ実に多様な勝ち方を見せてくれる非常に面白い展開を生んでくれた。ユワン自体も、これまでにない勝ち方をしてくれていたように思う。

 

今回のダウンアンダーは、1級山岳ノートンサミットという、ダウンアンダーにしては長めの山岳を取り入れる新しい挑戦があった。このステージでの山岳バトルは実に見ごたえがあった。結果としてはクライマー以外を打ち砕くような破壊力には至らなかったが、それが逆に、レース全体の接戦を演出する良いスパイスになったのかもしれない。

 

来年もまた、新たな注目選手の参加表明を待ち望んでいる。また、ステージ構成に関しても、今年のように新たな挑戦を取り入れていってほしい。

ダウンアンダーというレースが、より魅力的なものへと進化し続けることを望んでいる。今年のダウンアンダーは、大成功だったと言えるだろう。 

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ベテランの活躍と若手の台頭。そのバランスが今年は絶妙であった。